2022年6月、ワークショップデザイナー育成プログラムを立ち上げられた、ワークショップ業界の第一人者である青山学院大学社会情報学部 苅宿俊文先生の授業、ワークショップデザイン・メディアコミュニケーション授業のゲスト講師として、代表田口が「ドローンで“バズる”縦型動画撮影WS」を行いました。内容は、「縦型」動画が撮影できる最新ドローン「DJI Mini3 Pro」を使い、学生にグループでアイデアを出し合いながら作品づくりをしてもらう「ドローン映像制作ワークショップ」です。
青山学院大学でゲスト講師として授業させていただいたのは、1月に続き2回目。6月はメイン講師を務めさせていただく日程の他、社会情報学部の先生方と毎回異なった切り口でドローンを活用したコラボレーション授業を行い、授業サポートも担当させていただきました。また、今回も多くのドローンスクール卒業生らにボランティアスタッフとしてご協力いただきました。青学の先生方や学生の皆さんと協働させていただいた今回の授業は、我々スタッフにとって、とても学びの多い活動となりました。
「ドローンで“バズる”縦型動画撮影WS」
講義のテーマは、「2022年法改正でドローンが前提の社会に!基礎から知るドローン Ver.2.0」です。まず、ドローンについて知ってもらうため、現在、社会でドローンがどのように活用されているのか、最新の技術やドローンの飛ぶ仕組みについて紹介し、2022年の法改正でどのような社会が訪れる可能性があるのかについてお話しさせていただきました。
次に、制作する映像作品のイメージを掴んでもらうため、ドローン映像作品を紹介しました。ポイントは「ドローン×縦型動画」です。
実は、これまでドローンで「縦型」の映像は撮影することができませんでしたが、5月に発売されたばかりの縦向き撮影機能が搭載されたDJI社の新型ドローン「DJI Mini3 Pro」を同社のご協力のもとお借りすることができ、この企画が実現しました。普段からスマホの縦型動画に慣れ親しんでいる学生たちはどのような映像を創作するのか、我々も楽しみにしていた企画です。縦型のドローン空撮映像を使った、おそらく日本でも初めてのワークショップだったのではないでしょうか?
映像撮影は、体育館に移動し、横とは違う縦動画メディアの特徴やドローンならではの三次元空間を利用した映像を撮影することで、グループに分かれてディレクターや演者、メイキングカメラ撮影など役割を分担しながら、協働的な環境における制作プロセスを体験してもらいます。ドローン撮影はドローンスクール卒業生のボランティアスタッフが担当しました。
撮影後、各班ごとに発表を行いました。各班の作品は斬新で短い時間で編集までしてしまう班もあり、セリフはその場でアテレコして発表するなど、とても盛り上がりました。作品と同時にメイキング映像も合わせプレゼンしてもらうことによって、作品の意図や工夫についても解説してもらいました。また、授業後には、学生から現在取り組んでいる課題へのドローン活用の可能性について質問が出るなど、身近な出来事として捉えてもらえるようになったのではと感じました。
映像作品は、後日、青山学院大学社会情報学部のInstagramアカウントのリールで公開され、アップロード直後に3000回以上再生されるなど予想以上の反響がありました。空撮やドローンを通した協働的な創作活動を大学の授業の中で行うという貴重な機会をいただき、青学関係者の皆様、デジタルハリウッドロボティクスアカデミードローン専攻卒業生のボランティアスタッフの皆様、本当にありがとうございました!これからもドローンを教育活動に生かす取り組みにチャレンジしていきたいと思います!