ドローン空撮映像撮影の裏側を紹介する「ドローン撮影解説」。今回は、絶景 鎌倉山に現れた雲海の空撮映像について解説します。
湿気の多い春や秋の明け方に現れる雲海。ドローンで撮影すると雲海の上を飛び回ることができるので、雲海がさらに魅力的に映ります。ただ、雲海の上を飛び回っているだけではどうしても単調な映像になりがちで、「何」と雲海を組み合わせるか…がポイントになります。
本映像は、撮影地となった鎌倉山の茂みからスタートします。木々に覆われ、画面中央に雲海らしきものが見えますが、それが雲海であるのかは定かではありません。しかし、低空で茂みを抜けるとそこには一面雲海の絶景が現れ、今にも朝日が昇ろうとしています。
このように、雲海のような広大なビジュアルを魅力的に映すには、逆に視界の狭い場所からのスタートが効果的です。さらに、日の出直前の焼けた空がほどよい画面のアクセントになっています。