2020年12月23日(水)、東京都八王子市にある東京都立南多摩中等教育学校で、最先端の技術であるドローンの仕組みや活用事例を学ぶ「ドローン講座」とトイドローン「DRONE STAR 01」、「Tello」を使い実践的にドローン操縦を学ぶ「ドローン体験会」が行われ、高校生や先生約20名の方にご参加いただきました!
弊社代表田口が講師を務めているデジタルハリウッドロボティクスアカデミーでは、2018年より八王子市の学校を対象に「ドローン体験会」を行っており、弊社では講師及び運営を担当しています。当日はデジタルハリウッドロボティクスアカデミードローン専攻の卒業生10名以上がボランティアスタッフとして参加し学習をサポートしました。
まずは、自分たちの学校を上空からドローンで撮影!FPV(First Person Viewの略、一人称視点)映像がプロジェクターに映り、どんどん体験会の会場である体育館に近づいてきます。外で操縦をしていた田口がドローンとともに登場しドローン体験会が始まりました。
今回は高校生対象のため、操縦体験だけではなく、前半にドローンの仕組みや社会とのつながり、活用事例を通してドローンを身近に感じてもらう「ドローン講座」を座学として行いました。
後半は、チームに分かれてトイドローンの操縦体験を行いました。使用したドローンは「DRONE STAR 01」と「Tello」の2種類です。
「DRONE STAR 01」では、高さの違うARマーカーを使用したモンスターパネルを狙って、ドローン搭載のカメラで認識し、モンスターを捕獲するミニゲームを体験。カメラ映像はスマートフォンやタブレットに専用のアプリを入れて確認でき、専用のプロポ(送信機)を使って操縦し、各個人が制限時間内でミニゲームのスコアを競いました。
「Tello」では専用のアプリをスマートフォンに入れてドローンを操縦する「障害物レース」を行いました。角度や大きさの違うフープをくぐるだけでなく、操縦者から見えない位置にあるパネルをドローンのカメラ映像を使って確認し、計算問題を解きます。目視だけではクリアできない、FPV視点を体験するコースを設置し、最後の着地までのタイムで競いました!
2種類のドローンを使用したのは、ARやFPVを体験してもらうだけでなく「DRONE STAR 01」は気圧センサー、「Tello」はビジョンセンサーとドローンに搭載されているセンサーによる機体制御の違いを体感してもらうためです。気圧センサーでの操縦はホバリングするだけでも難易度が高いのですが、高校生はなぜうまくいかなかったのかを考えながら試行錯誤を繰り返し、次第に操縦に慣れ楽しむことができました。
生徒の感想からは、操縦を通して「ドローンに乗っているような気持ちになった」など、ドローンならではのFPV視点を楽しんでくれた様子も見受けられました。ドローンはその特性からいろいろな分野で活用の可能性が広がり注目されています。ドローン体験会を学校で開催する意味は、リアルな学びを提供できる点です。弊社では、ドローンを通してこれからの社会を担う子供達に楽しみながら学べる機会をこれからも提供していきたいと考えています!